媒酌人へのお礼金は披露宴のあとで、日を改めてお礼のご挨拶に伺った際に差し上げるのが正式ですが、最近では当日に渡すことも増えています。
特に、媒酌人の家が遠かったり、忙しくてご挨拶のために家にお伺いするのがかえって迷惑だったりする場合は、その日にお渡しした方がいいでしょう。
披露宴のあとはざわざわと落ち着かないので、あらかじめご挨拶のための部屋を用意しておくのが理想的。
それが無理なら、ホテルの喫茶室など落ち着いたところに場所を移しましょう。
少なくとも宴会場のそばの廊下で手渡すようなことは避けること。
両家の両親と新郎新婦がそろって、「本来ならば日を改めてお伺いするところですが」とおわびをしたあとで、お世話になったお礼を丁重に伝えます。
日を改めてご挨拶をする場合は、媒酌人が本人たちの親しい人か、親の知り合いかによって、日程が異なります。
本人たちの先輩や上司などにお願いした場合は、新郎新婦が行くのが筋です。
新婚旅行から帰ったらすぐに、旅行のお土産を持ってふたりでお礼に伺います。
加藤大升