「あげる」「もらう」とはやや性質が違いますが、子どもをめぐる大きな問題のひとつに、子どもを「預ける」「預かる」という問題があります。
きっちりとしたルールを作り、あらかじめ双方の親で話し合いが行われていることがベスト。
それ以外は、子どもを預けたり、預かったりは、緊急時だけにしましょう、というのが私の考えです。
なんとなく便利だからと、ベッタリの関係になりすぎると、ほとんどの場合がトラブルに発展してしまうからです。
「緊急時」とは、家族の事故や急病など、予想もしていなかった事態が起こったときのこと。
そういうときは、できるだけ気心の知れた奥さんに事情を話し、自分の行き先や連絡先を告げた上で、預かってもらう。
これは、おたがいさまのやり方です。
そして、出先からは、必ず見通しの連絡を入れます。
「今夜中には帰れそうです」「今晩だけ預かってください」など、いまの状況を知らせて、子どもへの対応をお願いします。
預かりたくないときは.ハッキリと断ります
加藤大升